快適ステイ スペシャル座談会

ー劇団人間嫌い 本公演 常連組ー

 

後編の今回は、人間嫌い本公演常連組の3人とスペシャルゲストをお迎えしての座談会です!

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岩井美菜子: 快適ステイ座談会第2弾でーす。

 

一同: イエーイ!よいしょ―!

 

岩井美菜子: 劇団人間嫌い常連組ということで皆様を呼ばせていただきました!
そうしたら皆さん自己紹介をお願いしたいと思います。

 

川勾みち: 「ガソリーナ」という劇団と「みちとさせ」というユニットを組んでいます。 川勾みちです。よろしくお願いします。大崎というウェブデザイナーの社畜の役をします。
会社で終電を逃して、家に帰れず近くのビジネスホテルに泊まって残した仕事をやるという役です。

 

村上桜佳: 村上桜佳と申します。劇団人間嫌いは「服が腐る-2022AW-」と「贅沢ゼロ」に出演させていただきました。
常連と言っていただくのがおこがましいぐらいなんですけど、
今回3回目の劇団人間嫌いということでよろしくお願いしたいところでございます。
役柄はせなちゃんていうですね、まりあ(武田さんの役)の友人で採用担当のOLをしている役をします。
今回不倫をしている役ということで、ちょっと緊張感が私の中で走っております。 よろしくお願いします。

 

武田紗保: 武田紗保です。横浜出身で役者をやっております。 えー、私が演じる役柄はまりあちゃんっていう女の子です。

 

川勾みち: あ!大崎も女の子です!

 
一同: (笑)

 
武田紗保: 同棲相手のまーくんと喧嘩をしてしまい、ビジネスホテルに駆け込む、そんな女の子を演じます。
よろしくお願いいたします。

 

一同: (拍手)

 

岩井美菜子: それから、スペシャルゲスト!

 

永谷ちゃづけ: 永谷ちゃづけです。「poco」というユニットと「てにをは」という1人ユニットをやっています。

 

一同: やったー!よいしょー!

 

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永谷ちゃづけ: 「24歳のフォーチュン!ウエディング!!」からビジュアルを担当させていただいて、今何回目?
4回目。4回目でーす。 毎回(公演が)始まる前に始まって、始まる前に終わるので、今お話しお伺いしてこんな感じの話なんだ!
ってめちゃめちゃ思ってる(笑) 岩井さんのコンセプト文がね、本当に素敵なのでそれを聞いて、
岩井さんのやりたいこととかを聞いて、 こういう感じにビジュアルに落とし込みました。よろしくお願いします。

 

 

 

ーこれまでの人間嫌いを経験してからの今回の印象ー

 

岩井美菜子: 今までと比べて今回いかがですか?っていう漠然とした質問なんですけれども、
なんか違うこととか、これは変わらないなってものあったりします?

 

川勾みち: なんかいい感じだなって思ってる。私は何回か出させていただいた時に岩井と役者がいっぱい喋って
「ここってこうなんじゃない?」「いや、私はこう思っていて」「ああ、それだったら…」
とかいっぱい喋っているほうが割と出来上がる作品で、よくなる傾向があるなと思っていて。
で、今回はオーディションからの方とか全然知らない方もいらっしゃるけど、でもすごいよく コミュニケーションが取れているし、今日の稽古とか皆で案だして 「ここはこうしたらいいんじゃない?」「これだったら…」見たいのがポンポン飛び出てきて
形になっているのが見やすいしみんなで共有しているように詰めてるなって気がしてるから、いい感じだなって思ってるんだよね。

 

村上桜佳: 私は前回年齢的に最年少だったし、前々回は真ん中くらいの年齢だったから、
今回の座組は若々しいといか、年齢関係なくパワーがある人たちがいっぱいいるから パワフルな座組だなってのは思う。

 

武田紗保: 私いつも言うことが多いというか、悪く言ってしまうと口を出してしまうことが多くて。
私だけになる瞬間もあるっていうこともこれまでは感じていた時もあったんですけど、 今回はもう色んなとこから出てきてる。
いいなって思って、いい感じだなって思っていて。

 

永谷ちゃづけ: みんなから意見が出ている状態に対して岩井さんがずっとX(旧Twitter)で「本当に快適」てっ言ってて
どういう状態なんだ?って思ってて。

 

岩井美菜子: 稽古場が快適って何回かつぶやいてるもんね。

 

永谷ちゃづけ: 過去と比べてとかじゃないと思うんだけど、今回めちゃめちゃ感じてるんだなと思って。
みんなが声を出せる状態にあるということを岩井さんは大切だって言ってたんだと思って、 すごいめっちゃすてきだなと思って。

 

武田紗保: いい感じのコミュニケーションがいろんなところで行われている感じ。

 

川勾みち: オーディションの子たち(あべさん、桜田さん、井澤さん)はどうやって見つけたの?っていうと変だけど
なんかすごい(人間嫌いに)合う人たちが集まってて。

 

岩井美菜子: 役を当てて選んでた感じじゃなかった気がするなぁ。チャレンジ精神があるところを見てたかも。
全然違う試みをしてみよう、こう言われたからこう成立させようっていう
チャレンジ精神とか度胸みたいなものは好きだなって思って選んだ。 あとは、あべまなさんとかは声質がいい、
声質の違う人をよびたいとかね。 

 

村上桜佳: 今回の舞台でどういう人が出てくるとかはオーディションまでに決めてたんですか?

 

岩井美菜子: ふんわり決まってたかな。

 

 

 

 

ー今回のフライヤービジュアルについてー

 

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永谷ちゃづけ: 今回のビジュアルの衣装決めるときに、岩井さんが持ってるもので基本的に決めていくから、
「こういうブラウスなら持ってる!」っていう感じでいろいろ写真が送られてきて、 どれが一番田中みな実だろうって考えながら選びました。

 

村上桜佳: 撮影場所がお風呂って言ってましたよね?

 

永谷ちゃづけ: あ、そう!あれ私の自宅の風呂なんです。

 

武田紗保: 自宅なんだ!

 

永谷ちゃづけ: だから撮影終わった後に風船だらけになって。

 

一同: (笑)

 

永谷ちゃづけ: 片付けようとしてしぼませようとすると割れるっていう。なので一時期部屋が風船だらけになって(笑)
後ろにあるキラキラのカーテンもいろんな壁に一回張っておいてみたいな。

 

村上桜佳: スタジオとかで撮ってても全然おかしくない仕上がり。

 

永谷ちゃづけ: ありがとうございます!本当はビジホを借りて撮ろうって話を最初してたんだけど、
お風呂場でやらないようなことをお風呂場で撮ったら面白いんじゃないかみたいな話をしていて。
でも借りるとなると時間の限りだったりとか、どこにどうやって行くのかとか、 いつからどうやってやるかとか
いろいろお話が大きくなってきたので、 「私の部屋の風呂はビジホに見えませんか?どうですか?」って写真撮って送って、
それでビジホマニアの岩井美菜子さんからOKがいただけたのであの場所で撮影をしました。

 

武田紗保: パッと見て風呂だとは思わない。

 

村上桜佳: 風呂をあそこまで変形させるのは技量としてすごい。

 

永谷ちゃづけ: フライヤーをよく見てみると手前側に風呂の注意書きが残ってる。

 

一同: へー!

 

永谷ちゃづけ: あと蛇口が出てたりとかね。

 

 

 

ー今回もオリジナル衣装が登場ー

 

村上桜佳: 今回、出演者の井澤佳奈ちゃんがパジャマを作ってくれていますので!

 

武田紗保: いやぁ、ありがてぇ。

 

永谷ちゃづけ: パジャマ作ってんの!?マジで!?

 

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まりあ役 武田紗保さん

 

武田紗保: なんか今まで、人間嫌いにお世話になってみたいな感じじゃないですか我々。
例えば「服が腐る-2022AW-」(川匂さん村上さん武田さんが出演した作品)っていう作品に 3人一緒に出てたんですけど、
そこでも美菜子がお洋服を縫ってくれたことがあったじゃん。 なんかそのオリジナルの洋服が来ます!ってことに、
「あー、ありがとうございます」っていう

 

一同: (笑)

 

川勾みち: そんなテンションだったんですか!?(笑)

 

武田紗保: いや、ありがとうっていう気持ちはもちろんあったんだけど、今思うと あれ?私やばかったかも…みたいな。

 

村上桜佳: やっぱり声を大にして伝えていったほうがいいですよ!

 

武田紗保: 確かに。

 

永谷ちゃづけ: ワッフルでしょ?

 

岩井美菜子: ワッフル生地。

 

永谷ちゃづけ: 縫うの大変でしょ!?あれ柔らかいから縫うの大変なんじゃないですか?綿とかじゃないんですね。

 

村上桜佳: 自分の中ではやっぱり衣装のこだわりはずば抜けて人間嫌いは高いなっていうか、 本当にキャラとか全体のバランス、組み合わせとかでどういう風に見せたらいいか、 パートナーカラーとかも頭に入れてやってるっていうのが
あんまり多分他では見ないから、見どころに めちゃくちゃなってると思うんですよ。

 

永谷ちゃづけ: パッと目に入った小物とかもかわいいよね。
衣装見ただけで「あ、今回この人の役はこういう雰囲気なんだろうなぁ」って期待がちょっと湧く。

 

岩井美菜子: (衣装に対して) もう気を抜くことができなくなっている

 

一同: (笑)

 

岩井美菜子: この役だったらどうするかとか、バランスが出たほうがいいのか、派手感があったほうがいいのか、
結果として大変になっているけど、でも気づいちゃったらさ、やっぱずっと見てると すごい気になっちゃうんだよね。
あの役はあんな服選ばないんだろうなぁって思いながらずっとやってるみたいな気持ちなんですよ。

 

 

 

ー悩み事、人に相談するのか、ネットに頼るかー

 

岩井美菜子: 今回の作品では悩み事や相談事があった時に、友達に相談するっていうことだったり、
恋愛コラムだったり。ウェブサイトで検索して誰かに答えを求めるみたいなこととか、
なんかそれの使い分けみたいな話があるんですけど、実際皆さんって行き詰まった時とか悩んだ時って
どうやって相談すると解決するとかありますか?

 

村上桜佳: 結構難しい。

 

武田紗保: 確かに。

 

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せな役 村上桜佳さん

 

村上桜佳: 私は結構その、抱え込んじゃうタイプだから。ずっと胸のうちでしんどいなってなってて。
限界が来るともう1人で家で泣いたりとかして発散したり、あとはやっぱ原因がはっきりしてる時は、 例えば、
対人関係でだったら結構本人に言っちゃったりとか、あんま近くない人だと言えないんですけど、
普通に友達とかで家族とかっていう距離感だったら、なんか、結構言っちゃったりはしますかね。 で言いたいことを言って、
話し合ったりみたいな。これまでの人生結構ずっとそうだったかも。 高校の部活の時とかも結構喧嘩したりとかもしたんですけど、そん時にちゃんと話す時間を作って、 「いや、私はこう思ってる」で、相手もこう思ってるっていうの聞いて、
じゃあ お互いこうだったね、で解決。みたいな風にしてきたかも。

 

岩井美菜子: おうちゃんって何部?運動部?

 

村上桜佳: あ、中学まではバレー部で、高校は演劇部です。

 

岩井美菜子: なんか運動部っぽいなと思って。解決の仕方が。

 

村上桜佳: 高校の演劇部がうちらの代は全員元運動部だったんですよ。

 

一同: おお!

 

村上桜佳: めちゃくちゃ体育会系の代だったっていうのはあるかも。

 

川勾みち: わたし今、中高生に教える立場なんだけど、マジでそれはやった方がいいなって思う。
私が現役の時はそういうことがなかったから。逆に同期とかとの揉め事の解決手段がマジでなくて ずっと、グって抱えながら、
まあでも、もうこの公演が終わったら終わり、この公演が終わったら 終わり、みたいな。で、反省会という会はあったんだけど、
そこでまとめられなかった。 だけど結構、今の代はたまに、反省会の時になんか抱えてそうだったら、ちょっとそれはまとめて
反省会で言おうねって促したり、 あれがどうだったとか、なんか抱えてることある?って喋らして、 それこそ、みんなで泣いたり、解決さすのが多いからよくなってると思う。

 

岩井美菜子: 悩み事に関しては私、結構1番最初に検索しちゃうタイプで。 例えば、友達 プレゼント 予算1000円 とか。

 

武田紗保: あー、わかるかも。

 

岩井美菜子: なんか、誘いたい時、誘い方とかなんでも割と検索かけちゃって、 こうやって言われた、何を考えている?
とか全部一旦検索して、 それこそ作中のアオイ先生のコラムみたいなのが出てきて、こういう時、 こういうことを言う男性は
何々を考えています。みたいなのとか見て、みたいな、

 

武田紗保: なんか私はそれをさ、結構自分が安心したいためにやっちゃってるのかなって、自分のことをね。
って思ってんだけど、美奈子はどうなの?安心のために見てるなって感じ?どういう感じ?

 

岩井美菜子: それは安心っていうかなんかこの、嫌に考えちゃってる時に検索してる。 ポジティブな時、多分検索してないから。
例えば、 これってもしかしてなんかちょっと下心かな? とか思った時に、これは下心ある?ない?いや優しさを求めてるみたいな。

 

武田紗保: そう、だから結局どっちもあるんだよね。下心ありませんもあるし、下心あります。
もうどっちの記事もあって、みたいな

 

村上桜佳: 私、こう言われたからっていうのはあんまり検索に結びつかないけど、体調不良とかはすぐ検索します。

 

一同: あー、なんかわかる。

 

村上桜佳: どこどこが痛いとか、どこどこがなんかおかしい。みたいな時に、症状みたいなので検索かけて。
でもそういうのって大体怖がらせてくるから、早く病院に行きましょうみたいな。 そりゃそうなんだけど、
でもなんかとりあえず安心したいために見るかも、その時は。

 

川勾みち: 体調不良系のやつは大体3つ目ぐらいに、症状を検索するのはやめましょう。っていう、
医者からの警告みたいなやつがあるけど、恋愛系だったりとか、友達のとか、感情面での検索とか、 そういうのないよね。
それはちょっと、あの、分かんないんで、友達に聞きましょうみたいな結論はあんまないよね。

 

岩井美菜子: これはこうです!って言ってるよね。その人はあなたのことが好きです!

 

武田紗保: 何もかも割と調べちゃうかもしれない。

 

岩井美菜子: それこそさ、何年かぶりに去年ディズニー行く時に、ディズニー 持ち物 で youtubeで調べて。
そうするとさ、ディズニーに行くときの準備動画とか出てくるじゃん。 カバンの中身とか、ファッションとか、
こういう風な装備を持ったらいいよとか、 服装もこういうのが結構楽だよとか、でも可愛く映れるよみたいな。全部あるから。

 

川勾みち: そういうのは確かに調べるかも。決まってるものとか、これ便利でおすすめだったよみたいなものは 検索して、
人のおすすめみたりするかな。私は感情は調べない。

 

武田紗保: なんか自分が、あっ、やばい、なんか 余計なこと言っちゃったかな? と思いましたって時とかに、
具体的にその言葉を入れて検索してもいいんだけど、 友達とかに余計なこと言ってしまった。
っていう時に検索する時があるの私は。 でもそういうことがみんなにもあると思うのね。 余計なことしちゃったかな?とか
振り返ってなんか、あっ…て思うことはあるとは思うんだけど、 それは検索には結びつかないわけじゃん。

 

村上桜佳: つかない。

 

武田紗保: なんで?それは何でなの?

 

村上桜佳: なんでなんだろう。
なんかでも、勝手に1人で反省しちゃう。反省会しちゃうとかあって、検索っていうのにはならないのと、 あと結構私は、
実家にいる時とかは、 全部今日あったこととかを母親とかに話してたんですよ。 今日、誰々とどうだったとか。
良かったこともしんどかったことも。 全部聞いてなくてもいいから、今日こうこうこうでさ、みたいな話をしてて、
なんか発散ってか、 解決になってるかわかんないけど、でもまあ、なんか反応はしてくれるし。

 

武田紗保: 客観的に受け止められるのかな。

 

岩井美菜子: じゃあ電話するとかはあるの?例えば、いや今日実はこういうことがあってさ、とか。

 

村上桜佳: ありますね。友達に電話したりとか。私は結構人に話すかも。

 

川勾みち: 信用できる友達何人かに仕事のこととか、あなただったらどう思う?とか、 私がやっちゃったことって、
どう思いますか?みたいなこととかを聞けるのは彼、彼女、友達たちの感性を信用できるからなんだけど、
検索して出てくる人にたいしては、 作中の言葉なんだけど、いや、誰やねんこいつ! っていう気持ちがだいぶある。
これはあなたのことが好きです!みたいなこと言われても いやそうじゃない可能性ってめっちゃあるよね!?って思っちゃう。

 

武田紗保: 1個思ったのは、それこそネガティブな出来事があった時に結構検索しがちなんですよ。
だから基本的にもう自分の中でダメなことって思っちゃってるから人には言えない。 言えないっていうか、言う動きにならない。
自分がもうすでに後悔してるから、さらに人に話して、 その人にも「それはまずかったね」て思われるのが嫌だし。みたいなので、 ああ、人には言わないんだなって思った。

 

岩井美菜子: でも、検索しちゃうからちょっと不安な時もある。これって私が非常識だったのかも。…たいな。
確かに友達に、それあんたが非常識だよって言われる前に1回、非常識かな?とか。
明らか私の感性だと50:50で迷ってるけどもしかしたら私の感性が変で、100:0の出来事かもしれない… みたいな。
っていうのを最終的に友達に相談するってなる時はあるけど、 2時間ぐらい検索する。

 

川勾みち: まずは全然友達に言う。 こうこうこうだったんだけど、私が非常識ですか?って聞く。
で、それで、それはあなたが悪いねっ て言われたら、そっか、私が悪かったのか。ってやっぱりって思うし、
非常識かもしれないという私の予想があっている。になるし。非常識じゃないよって言われたら、
あ、非常識じゃなかったんだそうだと思ってたんだよねってなる。

 

武田紗保: これって非常識かな?っていうテンションだったら聞けるけど、これって非常識だったかな…
っていうテンションの時はやっぱり言えないわ。 私が間違ってる!?だったらもちろん人には言えるけどね。

 

村上桜佳: でもそう、私も別に言えない時もある。だからそれこそ、そういう時はもう1人で抱え込んじゃって、
検索ってところに至らない。1人で勝手に布団の中で枕を濡らすみたいないう消費。

 

岩井美菜子: なんかそれすらも検索しちゃう。失恋 悲しい 乗り越え方

 

武田紗保: めっちゃわかる。別にそれをホントにやろうって思ってないんだけど、 検索するっていうことはしちゃうわ。
バカバカしいなとかも思いつつ、やっちゃったりするなって感じ。
なんかこう、検索するっていうことをホントはあんまり良しとはしてないって感じ。 まぁ、わたし検索しますよって感じではない、なんか、いやぁ、しちゃうなぁ…って感じ。

 

岩井美菜子: それを見て人生変わった!みたいなことは多分ない。なんか解決したっていう実例は多分ないんだよ。
感情の1番高ぶってる時の時間の過ごし方なんだよ。

 

武田紗保: なるほどね。

 

岩井美菜子: すごい悲しいとか、 これ言われて辛かった、この言葉の意図、とか調べてみたいな。

 

川勾みち: 桜佳さんがグゥッ…ってなってるこの時間を散らすために検索してんだよ。

 

武田紗保: あと1個思ったのは、それで検索した時にめっちゃ記事出てくるわけじゃん。
こんなに抱えてる人っているんだなあ、なんかありふれてるやん、ちっぽけ。 みたいな気持ちのあげ方もするかも。

 

村上桜佳: それでいうと検索じゃないけど、 パッて目に入ったyoutubeの動画、ショートの動画とか、 Tiktokの動画とか、
あと歌の歌詞とかに、 いや人間だしそういうことあるよね、 みたいな共感みたいなのはある。
もう感情移入してもうボロボロになるみたいな感じ。 だから演劇、観劇とかもそうだけど、同じ思いを抱えてるとか、
同じようなことを考えてる人がいる みたいなのが、その検索して出てきた記事を読むみたいなのに値するかも、私の場合。

 

武田紗保: ディベートみたいになっちゃった(笑)、

 

 

一同: (笑)

 

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大崎役 川勾みちさん

 

川勾みち: 紗保さんがさっき検索の量で普遍的なんだなって思うみたいな話があったけど、 私それ恋愛とか失恋とかだったら、「失恋の曲ってはちゃめちゃにあるよね。ってことは、 失恋って全員やってるから。今の私のこの傷つきもまあ全員やってる。普遍的なものなんだな」 っていうので消化したりする。 それで意識の切り替えみたいなことをしたりするから。
共感も、なんかこの人はこの状況で、なんか振り向いてもらえなくて悲しいよね。 あ、私もちょっと違うけど、
振り向いてもらえなくて悲しいわ。一緒なの。 みたいな。なんかこことこれって一緒かも。
なんか全然違うところを繋げたりしてやったりしてる。

 

村上桜佳 : わかる…!って感じです。

 

 

 

 

ー最後に、今作への意気込みー

 

 

岩井美菜子: 作品への意気込み的なものを一言ずつもらってもいいでしょうか。

 

一同: ・・・・・・・。

 

川勾みち: ちょっと待って。なんか今マジで意気込みを喋るターンになると全く思ってなくて、無になっちゃった。

 

岩井美菜子: 無い!といことで…

 

川勾みち: 無いわけない!(笑)
この間ちょっとツイートしたけど、人間性があること、人間でいること。人と人とのやり取りの中で、
演劇だったら喋っちゃうことをなるべく言わないとか、めちゃめちゃ会話はしてるけど あんまり中身を出さないみたいなことは、
人間嫌いでは結構よくあるなと思っているんですけれど。
そういう空気感、そこに人が2人いることの空気感みたいな部分のパートとエンターテインメント。
見ていて楽しいとか、面白いとか、可愛いとか、上がるとか、 じっと見ているとちょっとさすがに疲れちゃうかも、
みたいなポイントがめちゃめちゃ交互にあるのが 人間嫌いで。 今回特に顕著にそうだと思っていて、今回は1個のシーンがあって、合間のtiktokのようなシーンがあって、1個のシーンがあって、 またショート動画のようなものがあってみたいなのがある。
私は社畜の役で、はちゃめちゃに疲れていてだらだらボソボソ喋る。
その部分と幕間の部分の上げてる部分で暗いままを引きずって幕間をやらない。
幕間の明るいシーンのまま私の役の大崎のシーンに入らない。みたいなことの切り替えは、 私は結構すごい好きなので、
役者としていつでも自由に切り替えられるべきだという気持ちがあるから それをこだわってやってるのが楽しいなと思っています。そこかな。意気込みなのかな?

 

岩井美菜子: いいと思います。

 

村上桜佳: 私は今回、個人的な目標として村上桜佳っていう人間から、ちゃんと役に沿って役がどう感じるかみたいな。
私から逸脱したいなっていう気持ちがあって。まぁ、逸脱しすぎるのも違うとは思うんですけど。
せなちゃんを私に寄せていくんじゃなくて、せなちゃんと相容れない部分があるからこそ、
せなちゃんの方に私が寄っていきたいなっていうのがあって。 結構、それが難しくて。
自分の中で課題として大きくて、なんか私になっちゃうみたいなのを、 少しずつちゃんとせなちゃんに見えるようにしたい。
さじ加減だとは思うんですけど お客様に見られた時にちゃんとせなちゃんとして見てもらいたいなっていう感覚があって。
前回の本公演の「服が腐る-2022AW- 」で、さほちゃんとお友達役で、 今回もせなっていうお友達役だけどちゃんと違うものだと、 また同じことやってたねとは絶対思われたくないし、ちゃんとまりあとせなであるところを 見せたいみたいなという気持ちでいて、それが結構私の中で課題というか、 頑張りたいところにはなっているのと。
あとは転換が本当に可愛いから見てほしいなっていう、なんかその、お祭りだなって結構思ってて。
今回はこう、ぎゅってしてて、前回までと違うものになって。 その、雰囲気とか、人間嫌いのままなんだけれど、服が腐るとも、
贅沢ゼロとも 絶対に全然違うものになってる。なんか長くなっちゃった。

 

岩井美菜子: でも確かに言われた。制作の佐野木さんに。 普通10周年って言ったらみんなこう、 いいもん作んなきゃ!
みたいな肩肘張るけど、 1番ふざけてきたね。って。

 

村上桜佳: でもなんか私は結構それを楽しんでいるところはあるので。

 

岩井美菜子: 中学校の体育館でやった前夜祭みたいなイメージなんだよね。

 

村上桜佳: あー!やった、前夜祭、後夜祭とか。

 

岩井美菜子: 下手くそなももクロ踊るとかさ。みたいなのは若干イメージして構成した。

 

村上桜佳: お祭りが始まるんだなっていうのがちょっとあるので、ワクワクしてます。

 

岩井美菜子: 楽しいと思う。

 

村上桜佳: ギャラリーだし。ギャラリーですからね今回。ギャラリー で人間嫌いのこの感じを見てもらえるのって、
結構いいんじゃないかなって。ちゃんと人間ドラマ 見せてるから、ちゃんと細かいところも見てほしいな って思うし。
そういうところが頑張りポイントです!

 

武田紗保: 私は2つありまして。1つ目が、美菜子の言葉ってやっぱむずいなって思って 。
美菜子の脚本を演じるの4回目なんですけど、1回目がめっちゃむずいってなって、2回目で、
あ、こうやってやればいいのかもってなって。前回で、あ、そうだそうだこうだこうだ、いいぞいいぞってなったんですけど、
やっぱむずいなって。

 

川勾みち: 難航してんの?

 

武田紗保: してるしてる!まぁ難航っていうか、なんか、いやまだまだなのにな。みたいな。
まだまだだな、やばいやばいっていうか気持ちがずっとあるから、やっぱむずいな美菜子の文章。 みたいな気持ちはある。
それは、いやむずいわぁ…みたいな感じじゃなくて、これ面白いから、 この面白さをちゃんと届けるのがめっちゃむずいの。
これ上手くないとむずいんだよ。みたいな。 ってのを日々思っていて頑張ろうというところと。
2つ目は人間嫌いに出る時の私と、他の団体に出る時の私と、いろんな顔があると思うんですけど、 他の団体出てる時の私と、
人間嫌いに出てる私はもう全然違うから、ぜひ皆さんに見て欲しいし、 人間嫌いに出てるときはなんか結構、一個ね、違う。
なんか入れるんよ、なんか。 人間嫌いでもらった役だと、イエーイ!みたいな役でも、ナチュでいけるから、
そんなところも 私にとっても見てる皆にとっても、頑張り、楽しみポイントかなと。 うん、頑張りましょう。

 

岩井美菜子: お時間いただいてありがとうございました。以上で座談会終わりたいと思います。

 

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